第6回「プライベイト・ヒロイン」の巻

 今回も、前回に引き続き、レベッカの「プライベイト・ヒロイン」をご紹介します。

この楽曲は、前回ご紹介したアルバム「REBECCA Ⅳ ~Maybe Tomorrow~」のA面(アナログレコードにはA面B面がありましたね。懐かしいですね。)の2曲目に収録されていますが、シングルカットされたわけでもなく、レベッカのファン以外には、まったく無名の曲を、今回、何故ご紹介するのかは、後程ゆっくりご説明します。

今回は(いつも、という声もありますが、・・)ウチのMEIKOは全くの前座なので、早々にご紹介したいと思います。

レベッカのカバーで「プライベイト・ヒロイン」です。お聞きください。


いかがでしたでしょうか?
今回も、いつものピアプロから、rumecoさまの素敵なイラストを使用させていただきました。ありがとうございましたm(__)m

さて、今回この楽曲を選んだ理由は、皆さんにどうしてもご紹介したい動画がありまして、そのためにウチのMEIKOにも頑張ってもらったわけです。
その動画は、昭和61(1986)年11月1日、早稲田祭でのレベッカのライブ映像でして、この曲は、その時のアンコールで演奏されました。

この時のNOKKOさんのパフォーマンスは、レベッカファンの間でも「ベストパフォーマンス」と称されるほどの素晴らしいもので、「圧巻」の一言です。まぁ、とにもかくにも、ご覧ください。



いろいろネットで調べてみると、この時のライブは、情報誌「ぴあ」(こりゃまた懐かしい)を通じて、各大学から学園祭出演の応募を募り、その中で早稲田のR&B同好会が、NOKKOさんがジャニス・ジョプリン(若くして亡くなったアメリカの伝説の歌姫)が好きということを知って、彼女の曲をNOKKOさんに歌ってもらうために練習しました、という趣旨の手紙を書いて応募したところ、これをレベッカのメンバーがいたく気に入り、早稲田に来ることになったそうです。(実際にレベッカのライブの前にこの同好会のメンバーをバックにジャニスの代表曲「Move over」を歌うNOKKOさんの音源も残っています。)
当時、日本で最もレコードを売っていたバンドのコンサートにも拘らず、当日はシークレットライブということで、開演1時間前にチラシを配る、という何とも雑な運営で、しかも、学内サークルバンドのコンサートと見紛うような、教室の机を並べて作った質素なステージ、さらにライブの開始前に電源が落ちるトラブルが発生、さらにさらにライブ中の警備もプロが見当たらず、学生が対応している様子。とにかくすべてが(もちろんいい意味で)ユルい!w
(あの時代はあの時代で、マスコミ等が「複雑化する現代社会が云々、管理社会がどーのこーの」言っていましたが、まだまだ大らかな時代でしたね~。)

それにしても、この時のNOKKOさんは、何かに憑かれたとしか思えないようなパフォーマンスで、・・・自分もいろんなライブ映像を観ていますが、これほど自分の心が揺さぶられたライブ映像は、そうめったにお目にかかれないと思います。(もちろん、自分の思い入れバイアスもありますが、・・You Tubeで「レベッカ 早稲田」と検索すれば他の曲も楽しめますので、ご興味のある方は、是非ご覧ください。)

残念ながら、自分はこの1年前に彼の地を離れてしまい、このライブを目撃することはできませんでしたが、あの時代のあの場所の空気を知る人間にとっては、涙なくしては見れない映像です。
ただただひたすらに「あの頃はよかったな~。」と。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。次回は6月5日、サディスティク・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」を予定していますので、また、覗きに来てください。ではでは。

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