第37回「氷の世界」の巻

約1カ月遅れとなりましたが、今年もよろしくお願いいたしますm(__)m

今年最初にご紹介する曲は、井上 陽水さんの「氷の世界」です。この曲は、昭和48(1973)年12月にリリースされた彼の3枚目の同名のアルバム収録曲です。このアルバムは、発売後100週以上に渡ってBEST10を維持し、2年後の昭和50(1975)年8月には、LPレコードとしては、日本の音楽史上初のミリオンセラー(
100万枚)を達成しました。テレビにはほとんど出演せず、先行してシングル発売された収録曲の「心もよう」がヒットしたものの、世間的にはまだまだ無名に近かった歌手が、歴史的なヒットを飛ばしたわけですから、業界的には相当な事件だったと思います。
自分もこのアルバムを厨房の時に購入して、それ以来ずっとお気に入りの1枚です。特にオープニングの「あかずの踏切」からメドレーで続く「はじまり」、そして以前ご紹介した「帰れない二人」、「チエちゃん」を経て今回の「氷の世界」へと続く曲の流れは、ただただ素晴らしく、聞いたことがない方は、You Tube等で是非一度は聞いてみることをお勧めします。

またまた、前置きが長くなりました。今回は結構いい出来になったと自負しています。井上 陽水さんのカバーで「氷の世界」お聞きください。


この曲は、当時ヒットしていたスティービー ワンダーの「迷信」からヒントを得て、クラビィコードと呼ばれる鍵盤楽器で繰り返されるリフが特徴的ですが、自分ではこのあたり結構上手く再現できたと思ってますが、如何でしょうか?

このアルバムも音楽ジャンル的には、一応「フォーク」の位置づけですが、僅か5~6年前に「フォークの神様」と呼ばれた岡林 信康さんがギターの弾き語りをしていた処から、日本のポピュラー音楽が急速な変貌を遂げていったことが分かりますね。

さて、恒例の「お口(耳)直し」ですが、今回はご本人の相当若い時代の映像がありましたので、こちらをご紹介します。隣でギターを弾いているのは、日本のトップギタリストの今 剛さんです。最近は仙人のような風貌で福山 雅治さんのバックでギターを弾いているので、ご存じの方もいらっしゃると思います。


陽水さんのボーカルはもちろんですが、今さんのギターもほんとカッコいいですね。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。1ヶ月後位には次回作をアップする予定なので、是非また覗きに来てください。ではでは。
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