第16回「春だったね」の巻

少々ご無沙汰してしまいましたが、皆さん如何お過ごしだったでしょうか?
楽曲の制作も少し進みましたので、ブログを再開することにしました。記念すべきシーズン2の第1回目は、またまたの登場になりますが、この季節にちなんで、よしだたくろうさんの「春だったね」です。

この曲は、よしだたくろうさんの4枚目のアルバム「元気です。」のA面の1曲目に収録されています。このアルバムは、発売1ヵ月で40万枚のセールスを記録し、オリコンアルバムチャートで14週連続(通算15週)1位を独走、アルバム・セールス時代の先鞭をつけるとともに、「シンガー・ソング・ライティング」のミュージシャンの初めてのヒットアルバムであり、J-POPの原点に位置付けられている作品です。

それでは、早速聞いてください。ウチのMEIKOが唄います「春だったね」です。

今回もいつものピアプロから、煮介さま、mayuさまの素敵なイラストを利用させていただきました。ありがとうございました。

この曲は、当時「字余り」と言われた、所謂「拓郎節」の代表曲で、それまでの日本語の曲は一つの音符に一つの文字(音)を配置するのが通常であったのに対して、たくろうさんは当時心酔していたボブ・ディランの影響もあり、一つの音符に複数の文字(音)を詰め込んだ独特の節回しの曲になっています。この曲をウチのMEIKOに歌ってもらうのは、なかなか大変だったのですが、調教のかいあって、自分としては、まぁまぁうまく歌ってもらえたと思っています。

ところで、このアルバムがリリースされたのは、昭和47(1972)年で、最近ニュースでも話題になっている「あさま山荘事件」や「沖縄返還」と同じ年であり、半世紀前の出来事です。(自分が子供の頃、50年なんて途方もない時間のように思えましたが、実際に経ってしまうと、かくも短いものかと感じています。)

さて、恒例のお口(耳)直しですが、ご本家の貴重なライブ映像が見つかりましたので、ご紹介します。この動画は、昭和51(1976)年3月にTBSで放映された番組で、当時テレビの歌番組に殆ど出演しなかった、たくろうさんのライブを1時間半も放送するということで、自分もテレビの前に正座して観ていたことを憶えています。それでは、ご本家の「春だったね」をお楽しみください。


この放送がオンエアされてからもう半世紀近くたっており、例えば、今20歳の人にとっては、彼(彼女)が生まれる約30年前の映像(楽曲)ですが、彼らが観たらどんなふうに感じるか、ちょっと興味があります。
自分が生まれる30年前の昭和6年のヒット曲は、藤山一郎さんの「丘を越えて」とか、「酒は涙か溜息か」なんだそうですが、さすがに今20歳の人が見ても、自分が藤山一郎さんに感じたほどの古さは感じないですよ・・ね。(そうあってほしいという願望も込めてですが、・・w)

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。次回は5月のGW頃に、はっぴぃえんどの「風をあつめて」を予定していますので、また覗きに来てください。ではでは。

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