第15回「恋人がサンタクロース」の巻

第15回は、この季節に相応しい松任谷由実(ユーミン)さんの「恋人がサンタクロース」です。この曲は、昭和55(1980)年にリリースされたユーミンの10枚目のアルバム「Surf & Snow」に収録された楽曲で、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」と並んで我々世代の代表的なクリスマスソングとなっています。(と、ここまで書いて気付きましたが、当時は洋楽でもWham!のLast ChristmasやJohn LennonのHappy Xmasなど素敵なクリスマスソングがヒットしましたが、最近はとんと聞きません。私が知らないだけでしょうか?)

コラムニストの小田嶋隆さんによれば、この曲のヒットでクリスマスが、「サンタクロースと子供たちのイベント・宗教行事から恋人たちの一大恋愛イベントに変わった。」とのことですw
確かに、自分が子供の頃に、年頃のお嬢さんにプレゼントを配るサンタクロースなんて、聞いたことなかったですねww

それでは、ウチのMEIKOが本家のユーミンに寄せて歌ってみました、「恋人がサンタクロース」です。お聞きください。


いかがでしたでしょうか?
今回もいつものピアプロから、ちゃー子さま、Kottouyaさま、智(とも)さま、ARAQさまの素敵なイラストを利用させていただきました。ありがとうございました。

ところで、この曲のオリジナルでは、松原正樹さんというギタリストが演奏しています。一般には馴染みのない方ですが、昭和50~60年代にかけてスタジオミュージシャンとして、ユーミンを始め、松田聖子さんや松山千春さん、徳永英明さんなど当時の名だたるミュージシャンのレコーディングに参加し、トータルの録音した楽曲はなんと1万曲以上! その中でもこの「恋人がサンタクロース」は、松山千春さんの「長い夜」や松田聖子さんの「時間の国のアリス」などと並んで彼の名演の一つとして評価されています。

平成28(2016)年2月、この曲を作るためにギターを頑張ってコピーしていたちょうどその時、彼の訃報に接し、偶然とはいえ何か因縁めいたものを感じてしまいました。享年61歳、お元気であればまだまだ素敵なギターが演奏できる年齢なのに、・・残念です。合掌。

さて、恒例のお口(耳?)直しですが、本来であれば松原さんが演奏したオリジナル版をご紹介したいところですが、これが見つかりませんorz  でも、代わりにこんな動画を発見したので、ご紹介します。



「私をスキーに連れてって」は、原田知世さん主演で昭和62(1987)年に公開され、「恋人がサンタクロース」は、この映画の劇中歌になっています。(ただ、この動画は個人の方が編集されたもののようで、音楽は別のライブ音源が使用されています。ギターはこのブログの第7回「タイムマシンにおねがい」の時にご紹介した高中正義さんです。)

この映画は、世の中全体が何となく浮ついていた当時の雰囲気を本当によく表現していると思います。当時の自分も仕事の悩みとか将来への不安とかあったはずなんですが、今となってはそんなものはすっかり忘れて、アホやったことや楽しかったことしか思い出せませんw(おかげさまの人生かもしれませんネ)

今年の1月から15回にわたってお送りしたこのブログも曲の在庫が尽きてしまい、今回をもってシーズン1は終了となります。今までお付き合いいただき、ありがとうございました。次回、シーズン2は桜咲くころは無理としても、若葉が目に染みる頃には始めたいと思いますので、是非また覗きに来てください。

少々早いご挨拶ですが、本年は大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたしますm(__)m
よいお年をお迎えください。

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