第23回「帰れない二人」の巻

これまで、わがアイドル吉田拓郎さんの曲は3曲ご紹介してきましたが、拓郎さんばかり取り上げて、この人を取り上げないのはいかがなものか、という声にお応えして(誰も言ってないぞw)、今回は井上陽水さんの名曲「帰れない二人」をご紹介します。

この曲は、日本音楽史上初のミリオンセラーアルバムとなった「氷の世界」に先行して発売されたシングル「心もよう」のB面に収録されて昭和48(1973)年9月にリリースされました。(これも今年で50年です!)

陽水さんを始めバックのメンバーは、「帰れない二人」をA面に推していたそうですが、レコード会社の判断で「心もよう」がA面になったそうです。(「心もよう」もよい曲なんですが、今聞くとちょっとベタな感じがします。ただ、当時の音楽的な状況を考えれば、レコード会社の判断としては、これが正解だったんだと思います。)

さて、今回の楽曲制作ですが、いつも以上に苦労しました。特に後半の盛り上がりのところが、なかなかオリジナルの雰囲気を出せなくて、とりわけギターソロは難しいフレーズではないんですが、音がイマイチで残念な感じですorz  ただ、ウチのMEIKOは頑張って歌ってますんで、聞いてやってください。井上陽水さんのカバーで「帰れない二人です。」


如何でしたでしょうか? 今回もいつものピアプロから、素依さま、お茶!さまの素敵なイラストを利用させていただきました。ありがとうございました。

ところで、この曲は陽水さんと、このブログの第1回でご紹介したRCサクセションの忌野清志郎さんの合作です。なんでも、清志郎さんが陽水さんのアパートに遊びに行ったときに、二人で曲を作ろうという話になって、曲は清志郎さんの他の曲のコード進行を参考にして、歌詞は一番を陽水さん、二番は清志郎さんが後日陽水さんに電話で伝えて、この名曲ができたそうです。(清志郎さん談。陽水さんの話では、詩は清志郎さんと1‐2行ずつ交互に作っていったそうです。二人の記憶が全然違うのが可笑しい。)
いずれにしても、狭いアパートでエッジのきいた風貌のお二人がギター片手にあれこれ相談している姿を想像すると、なかなかシュールな感じですね。(この時は、二人とも日本を代表するミュージシャンになるなんて想像してなかったでしょうね・・・)

ということで、お口(耳)直しはお二人のデュオをお楽しみください。


清志郎さんは一般にロックの人と位置付けられていますが、こういう日本的な情感を切々と歌い上げるところが彼の真骨頂だと思います。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。次回はちょっと考え中ですが、何とか1カ月後位にはお届けできるように頑張ります!

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